Solaris オペレーティング環境をアップグレードするための準備では、次のチェックリストを使用します。
tip(1) 接続を使用してシステムの Solaris ソフトウェアをアップグレードする場合はウィンドウ表示が少なくとも横 80 桁、縦 24 行あることを確認します。
tip ウィンドウの現在の大きさを調べるには、stty コマンドを使用します。詳細については、stty(1) のマニュアルページを参照してください。
システムがネットワークに接続されている場合は、Ethernet コネクタまたはそれに類似したネットワークアダプタがシステムに装着されていることを確認します。
Solaris 9 INSTALLATION CD に入っている Solaris Web Start プログラムを使用する場合は、ディスクに 512M バイトのスライスが存在することを確認します。
Solaris Live Upgrade を使用する場合は、新しいブート環境を作成してアップグレードするためのリソース要件を決定します。詳細は、第 31 章「Solaris Live Upgrade の計画」を参照してください。
Solaris Live Upgrade と Solaris ボリュームマネージャを使用する場合は、ルートのミラーリングをオフにします。詳細は、「ファイルシステムのスライスを選択するための指針」を参照してください。
ディスク容量が十分あることを確認します。詳細は、第 5 章「ディスク容量の割り当てに関する指針」を参照してください。
DVD メディアを使用している場合、ok プロンプトからブートするように求められたときには、常に次のコマンドを入力してください。 boot cdrom
『Solaris 9 ご使用にあたって (SPARC 版』やベンダーのリリースノートを参照して、使用するソフトウェアが新しい Solaris リリースでもサポートされていることを確認します。
『Solaris 9 Sun ハードウェアマニュアル』を参照して、使用するハードウェアがサポートされていることを確認します。
システムに添付されている資料を参照して、使用するシステムやデバイスが Solaris リリースでサポートされていることを確認します。
ベンダーやサードパーティのソフトウェア資料を参照して、アップグレードに関するその他の情報を入手します。
使用可能なパッチで必要なパッチがあるかを確認します。最新のパッチリストは http://sunsolve.sun.com から入手できます。
Prestoserve ソフトウェアがシステムに存在するかを確認します。init 0 コマンドを使ってシステムをシャットダウンしてからアップグレードプロセスを開始すると、データが失われることがあります。シャットダウンについての説明は、Prestoserve の資料を参照してください。