Solaris 9 インストールガイド

ブート環境へのフラッシュアーカイブのインストール (コマンド行インタフェース)

  1. スーパーユーザーとしてログインします。

  2. 次のコマンドを入力します。


    # luupgrade -f -n BE_name -s os_image_path -J 'profile'
    

    オプションとして、-a- j、または -J のいずれかを指定する必要があります。

    -f

    オペレーティングシステムをフラッシュアーカイブからアップグレードすることを示します。 

    -n BE_name

    アップグレード対象のブート環境の名前を指定します。 

    -s os_image_path

    オペレーティングシステムイメージを含むディレクトリのパス名を指定します。このディレクトリはインストールメディア (DVD-ROM や CD-ROM など) 上でも NFS または UFS ディレクトリであってもかまいません。 

    -J 'profile'

    フラッシュインストール用に構成された JumpStart プロファイル内のエントリです。JumpStart ソフトウェアの詳細は、pfinstall(1M) のマニュアルページと 第 21 章「カスタム JumpStart インストール」を参照してください。-a-j、または - J のいずれかを指定する必要があります。

    -j profile_path

    フラッシュインストール用に構成された JumpStart プロファイルのパスです。JumpStart ソフトウェアの詳細は、pfinstall(1M) のマニュアルページと 第 21 章「カスタム JumpStart インストール」を参照してください。-a-j、または - J のいずれかを指定する必要があります。

    -a archive

    フラッシュアーカイブのパス (ローカルファイルシステムでそのアーカイブが利用できる場合)。-a-j、または - J のいずれかを指定する必要があります。


    例 33-3 ブート環境へフラッシュアーカイブをインストールする (コマンド行インタフェース)

    この例では、second_disk ブート環境にフラッシュアーカイブをインストールしています。-J オプションは、アーカイブを取り出すために使用されています。second_disk 上のファイルは、共有可能ファイルを除いてすべて上書きされます。


    # luupgrade -f -n second_disk \
    -s /net/installmachine/export/solarisX/OS_image \
    -J 'archive_location http://example.com/myflash.flar'