次のような属性とオブジェクトクラスを作成し、タイムゾーンデータのコンテナを作成します。推奨コンテナ名は ou=Timezone です。LDIF データは ldapadd(1) に適用できます。属性とオブジェクトクラス OID は、例として挙げています。
dn: cn=schema changetype: modify add: attributetypes attributetypes: ( 1.3.6.1.4.1.42.2.27.5.42.42.15.0 NAME 'nisplusTimeZone' \ DESC 'tzone column from NIS+ timezone table' \ SYNTAX 1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.26 SINGLE-VALUE ) dn: cn=schema changetype: modify add: objectclasses objectclasses: ( 1.3.6.1.4.1.42.2.27.5.42.42.16.0 NAME 'nisplusTimeZoneData' \ DESC 'NIS+ timezone table data' \ SUP top STRUCTURAL MUST ( cn ) \ MAY ( nisplusTimeZone $ description ) ) |
ou=Timezone コンテナを作成するには、次の LDIF データをファイルに入力します。実際の検索ベースを searchBase に代入します。
dn: ou=Timezone,searchBase ou: Timezone objectClass: top
objectClass: organizationalUnit
ou=Timezone コンテナを作成するために、上記のファイルを ldapadd(1) の入力として使用します。たとえば、LDAP 管理者の DN が cn=directory manager で、LDIF データが含まれるファイルが tzfile の場合は、次のコマンドを実行します。
# ldapadd -D cn="directory manager" -f tzfile
必要な認証によっては、ldapadd コマンドを実行すると、パスワードプロンプトが表示されることがあります。
/var/nis/NIS+LDAPmapping.template ファイルでは、timezone.org_dir テーブルの定義はコメントになっています。これらの定義を実際のマッピングファイルにコピーし、コメント文字「#」を削除して定義を有効にしてから、rpc.nisd デーモンを再起動します。必要に応じて、NIS+ データと LDAP データを同期化します。方法については、「NIS+ から LDAP への移行シナリオ」 を参照してください。