Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : FNS、NIS+ 編)

NIS+ ディレクトリオブジェクトへの新しい鍵の追加

すべてのサーバーの新しい資格が生成されたら、nisupdkeys(1M) を実行して、これらのサーバーが提供するすべてのディレクトリオブジェクトに新しい公開鍵を追加します。nisupdkeys(1M) コマンドを使用するには、その NIS+ ディレクトリオブジェクトに対する変更権を持っていなければなりません。詳細については、公開鍵の更新を参照してください。


注意 – 注意 –

これらの NIS+ ディレクトリを提供するすべてのサーバー、およびこれらのディレクトリにアクセスするすべてのクライアントは、Solaris 7 以降を実行していなければなりません。


NIS+ ディレクトリオブジェクトへの新しい公開鍵の追加 - 例

この例では、新しい公開鍵を使用してサーバーが提供しているディレクトリは、doc.comorg_dir.doc.com.、および groups_dir.doc.com. です。 更新は、マスターサーバー主体として行われます。新しいメカニズムを実行する前に、nisauthconf(1M) を使用して nisupdkeys を構成することが必要です。この例では、現在の認証メカニズムは des で、新しいメカニズムは dh640-0 です。


masterserver#	nisauthconf dh640-0 des
masterserver# nisupdkeys doc.com.
			(画面上には何も表示されない)
masterserver# nisupdkeys org_dir.doc.com.
			(画面上には何も表示されない)
masterserver# nisupdkeys groups_dir.doc.com.
			(画面上には何も表示されない)