Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : FNS、NIS+ 編)

niscat コマンド

niscat コマンドは NIS+ テーブルの内容を表示します。このコマンドを使って、テーブルのオブジェクト属性を表示できます。表示するテーブル、エントリ、または列に対する読み取り権が必要です。

構文

テーブルの内容を表示するには、以下のように入力します。


niscat [-hM] tablename

テーブルのオブジェクト属性を表示するには、以下のように入力します。


niscat -o tablename
niscat -o entry
表 19–5 niscat 構文のオプション

オプション 

説明 

-h

ヘッダー。テーブルエントリの上にあるヘッダー行を表示し、各列の名前を表示する 

-M

マスター。マスターサーバーに収められているテーブルのエントリだけを表示する。これによって、最新情報を取得できる。デバッグにだけ使うようにする 

-o

オブジェクト。列名、属性、サーバーなどの、テーブルについてのオブジェクト情報を表示する