Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : FNS、NIS+ 編)

group テーブル

group テーブルは、UNIX ユーザーグループについての情報を格納します。group テーブルには 4 つの列があります。

表 23–6 group テーブル

列 

説明 

名前 

グループ名 

パスワード 

グループのパスワード 

GID 

グループの数値 ID 

メンバー 

グループメンバー名、コンマで区切る 

Solaris の以前のリリースでは、ローカル /etc/group ファイルで +/- 構文を使用して、NIS グループマップ内のエントリを結合または上書きしました。Solaris 環境ではネームサービススイッチファイルを使用してマシンの情報ソースを指定するため、この仕様は不要になります。Solaris 2.x システムで必要なのは、クライアントの /etc/nsswitch.conf ファイルを編集して files を指定し、そのあとグループ情報のソースとして nisplus を指定することです。これによって、group テーブルの内容がクライアントの /etc/group ファイルの内容に効果的に追加されます。