Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : FNS、NIS+ 編)

アクセス権 - 復習

NIS+ アクセス権で詳述したように、NIS+ には 4 種類のアクセス権があります。

これらの権限は論理的には、ディレクトリ、テーブル、列とエントリのように下位に展開するものであることに注意してください。たとえば、新規にテーブルを作成するには、そのテーブルを格納する NIS+ ディレクトリオブジェクトに対する作成権が必要です。そのテーブルを作成した場合、そのデフォルト所有者になります。所有者として、自分自身にそのテーブルに対する作成権を与え、テーブルに新規のエントリを作成できます。テーブル内に新規のエントリを作成した場合、それらのエントリの所有者になります。テーブルの所有者として、テーブルレベルの作成権を他の人に与えることもできます。たとえば、自身のテーブルのグループクラスのテーブルレベルの作成権を与えることができます。その場合、テーブルのグループのすべてのメンバーがテーブル内に新規のエントリを作成できます。新規のテーブルエントリを作成したグループの個々のメンバーは、そのエントリのデフォルト所有者になります。