Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : FNS、NIS+ 編)

既存のテーブル列に権限を追加する

既存の NIS+ テーブルの列にアクセス権を追加するには、nistbladm -u オプション付きの nistbladm コマンドを使用します。このオプションを使用する場合、テーブル列の変更権が必要です。入力例を次に示します。


nistbladm -u [column=   access,...],tablename

引数の意味は、それぞれ以下のとおりです。

権限を更新する列ごとに column=access のペアを使用します。複数の列を更新するにはコンマ (,) で区切り全体を角括弧 ( [] ) で囲みます。


[column=access,   column=access,    column=access]

このオプションの完全な構文については、第 2 章「NIS+ の紹介」を参照してください。

次の例は、hosts.org_dir.doc.com. テーブルの name および addr 列のグループに、作成権と変更権を追加するものです。


client% nistbladm -u `[name=g+rm,addr=g+rm],hosts.org_dir..doc.com.'