Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : FNS、NIS+ 編)

試行回数の制限

パスワード変更時の誤入力試行回数を制限するには、rpc.nispasswdd-a number という引数 (number は試行回数) を指定します。rpc.nispasswdd を起動するには、NIS+ マスターサーバー上にスーパーユーザー特権が必要です。

誤入力試行回数を 4 に制限する (デフォルトは 3) 場合、以下のように入力します。


station1# rpc.nispasswdd -a 4

この場合、4 回目のパスワード入力が失敗すると、「Too many failures - try later」というメッセージが表示され、一定の時間が経過するまで該当ユーザーのパスワード変更はできなくなります。