Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : FNS、NIS+ 編)

名前空間の更新

XFN API によるデータ更新は、getXbyY() インタフェースによる更新よりも優れています。ほとんどの名前空間は複数ソースのデータで構成されています。たとえば、groups の名前空間には、/etc/group ファイルと NIS+ group.org_dir オブジェクトの両方の情報があるかもしれません。しかし、スイッチファイルは、グループデータの特定の部分のソースや更新するソースを識別するための、アプリケーションの更新関数に十分な情報を提供しません。

各 FNS の従属名前空間は、すべてが 1 つのネームサービスから取られます。更新がどのネームサービスに行われるかというような混乱がないため、更新は簡単明瞭なものになります。