Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : FNS、NIS+ 編)

旧バージョンの /var/nis について

Solaris 2.4 以前では、/var/nis ディレクトリに hostname.dicthostname.log という 2 つのファイルが含まれていました。またサブディレクトリ /var/nis/hostname もありました。Solaris 2.5 においては、2 つのディレクトリ名は trans.logdata.dict、サブディレクトリ名は /var/nis/data となります。

nisinit など NIS+ 設定プロシージャーによって作成された /var/nis/var/nis/data といったディレクトリ、およびその下のファイルは、名前を変更しないでください。

Solaris 2.5 ではこれらのファイルの内容も変更されており、Solaris 2.4 以前との互換性はなくなっています。したがって、これらのファイルやディレクトリを Solaris 2.4 での名前にしてしまうと、Solaris 2.4、および 2.5 以降の rpc.nisd で機能しなくなりますので名前の変更をしないようにしてください。ディレクトリ名もファイル名も変更しないでください。