Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : FNS、NIS+ 編)

コンテキストの内容の表示

次の fnlist コマンドは、name のコンテキスト名とリファレンスの割り当てを表示します。


fnlist [-lvA] [name]
表 25–2 fnlist コマンドのオプション

オプション 

説明 

name

複合名。name のコンテキストでの名前の割り当てを表示する

-v

詳細。割り当てに関する詳細な情報を表示する 

-l

指定のコンテキストで割り当てられた名前の割り当ても表示する 

-A

fnlist で、権限のあるサーバーからの情報を強制的に獲得する。NIS と NIS+ で、これは、ドメインのマスターサーバーになる。-A オプションは、基本ネームサービスがファイルベースの場合、無効である

たとえば、

初期コンテキストの名前をリスト表示する場合


% fnlist

現在の組識単位内のユーザーすべての詳細をリスト表示する場合


% fnlist -v user

ユーザー pugservice コンテキストの内容をリスト表示する場合


% fnlist user/pug/service

権限のあるサーバーからの名前と割り当てをリスト表示する場合


% fnlist -l -A