autofs マップを使用するのではなく、ブート時にファイルシステムをマウントするには、次の手順に従います。この手順は、すべてのローカルファイルシステムで実行しなければなりません。すべてのクライアントに実行されるため、この手順をリモートファイルシステムで使用しないでください。
スーパーユーザー、またはそれと同等の役割になります。
役割については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「特権付きアプリケーションの使用」を参照してください。
ファイルシステムに関するエントリを /etc/vfstab に追加します。
/etc/vfstab ファイルのエントリ構文は、次のとおりです。
special fsckdev mountp fstype fsckpass mount-at-boot mntopts
詳細は、vfstab(4) のマニュアルページを参照してください。
NFS サーバーに NFS vfstab ファイルのエントリを作成するとデッドロックが発生する可能性があるため、作成しないでください。/etc/vfstab のエントリが確認されたのち、NFS サービスが起動します。その結果、互いにファイルシステムをマウントしている 2 つのサーバーが同時に停止した場合、それらのシステムはリブート時にハングアップすることがあります。
wasp サーバーの /var/mail ディレクトリをクライアントに /var/mail としてマウントするとします。それには、クライアント側で、ファイルシステムを /var/mail としてマウントし、読み出しと書き込みの両方ができるようにします。この場合は、以下の項目をクライアントの vfstab ファイルに追加します。
wasp:/var/mail - /var/mail nfs - yes rw |