次の手順に従って、タイムアウトを制御する SLP プロパティを変更します。
スーパーユーザーになります。
ホスト上の slpd とすべての SLP 動作を停止します。
# /etc/init.d/slpd stop |
slpd.conf ファイル内の net.slp.multicastMaximumWait プロパティを変更します。
net.slp.multicastMaximumWait=value |
value |
32 ビットの整数で、net.slp.multicastTimeouts と net.slp.DADiscoveryTimeouts に設定する値の合計値を示す デフォルト値は、15000 ミリ秒 (15 秒) 値の範囲は、1000 から 60000 ミリ秒 |
たとえば、マルチキャスト要求で 20 秒 (20000 ミリ秒) 必要だと判断したら、net.slp.multicastTimeouts プロパティと net.slp.DADiscoveryTimeouts プロパティにリストされている値の合計が 20000 ミリ秒になるように調整します。
net.slp.multicastMaximumWait=20000 net.slp.multicastTimeouts=2000,5000,6000,7000 net.slp.DADiscoveryTimeouts=3000,3000,6000,8000 |
slpd.conf ファイル内の net.slp.datagramTimeouts プロパティを必要に応じて変更します。
net.slp.datagramTimeouts=value |
value |
32 ビット整数のリストで、ユニキャストのデータグラム転送を DA に実行するためのタイムアウト (ミリ秒) デフォルト値は、3000,3000,3000 |
たとえば、頻繁なタイムアウトの発生を回避するために、データグラムのタイムアウトを 20000 ミリ秒に増やすことができます。
net.slp.datagramTimeouts=2000,5000,6000,7000 |
高パフォーマンスのネットワークでは、逆に UDP データグラム転送のマルチキャストまたはユニキャストのタイムアウトの上限を小さくできます。 タイムアウトの上限を小さくすることで、SLP 要求を満たすために必要な応答時間を短縮できます。
変更を保存し、ファイルを閉じます。
変更を反映するには、slpd を再起動します。
# /etc/init.d/slpd start |