Solaris 9 インストールガイド

ディスク容量の再配置を使用するアップグレード

Solaris Web Start のアップグレードオプション、Solaris suninstall プログラムおよびカスタム JumpStart プログラムにはディスクの容量を再配置する機能があります。アップグレードするのに十分な容量が現在のファイルシステムにない場合、ディスク容量を割り当て直すことができます。アップグレードに伴ってファイルシステムの容量を増やす必要があるのは、次のような場合です。

自動再配置機能を使用すると、ファイルシステムに必要な容量を確保するようにディスク容量の再配置が行われます。自動再配置機能では、デフォルトの制約にもとづいて容量の再配置が試みられます。このため、この機能によって容量の再配置が行われない場合は、ファイルシステムの制約を変更する必要があります。


注 –

自動再配置機能には、ファイルシステムの容量を増やす能力はありません。自動再配置機能による容量の再配置では、変更の必要なファイルシステムのバックアップ、ファイルシステムの変更にもとづくディスクパーティションの再分割、およびファイルシステムの復元がアップグレードの前に行われます。