Solaris 9 インストールガイド

第 13 章 ネットワークからインストールするための準備 (コマンドリファレンス)

この章では、ネットワークインストールを設定するときに使用できるコマンドを示します。

表 13–1 ネットワークインストールコマンド

コマンド名 

プラットフォーム 

説明 

add_install_client

すべて 

システムに関するネットワークインストール情報を、ネットワークからインストールサーバーまたはブートサーバーに追加するコマンド。詳細は、add_install_client(1M) のマニュアルページを参照

setup_install_server

すべて 

Solaris 9 DVD または CD をインストールサーバーのローカルディスクにコピーするか、ブートソフトウェアをブートサーバーにコピーするスクリプト。詳細は、setup_install_server(1M) のマニュアルページを参照

add_to_install_server (CD メディアのみ)

すべて 

CD 上のプロダクトツリー内の追加パッケージを、既存のインストールサーバー上のローカルディスクにコピーするスクリプト。詳細は、add_to_install_server(1M) のマニュアルページを参照

modify_install_server (CD メディアのみ)

すべて 

Solaris Web Start ユーザーインタフェースソフトウェアを、既存のインストールサーバーまたはブートサーバー上の Solaris 9 CD イメージに追加するスクリプト。ユーザーが Solaris Web Start によってシステムをブートし、Solaris 9 ソフトウェアをネットワークからインストールできるようにする。詳細は、modify_install_server(1M) のマニュアルページを参照。RAM が64M バイト以下のシステムは、Solaris Web Start プログラムを使用してインストールできません。

mount

すべて 

ファイルシステムをマウントできるようにし、マウントされたファイルシステム (Solaris 9 DVD または Solaris 9 SOFTWARE CD と Solaris 9 LANGUAGES CD 上のファイルシステムを含む) を表示するコマンド。詳細は、mount(1M) のマニュアルページを参照

uname -i

すべて 

システムのプラットフォーム名 SUNW,SPARCstation-5、i86pc などを調べるコマンド。Solaris ソフトウェアをインストールするには、システムのプラットフォーム名が必要になることがあります。詳細は、uname(1) のマニュアルページを参照

patchadd -C net_install_image

すべて 

setup_install_server で作成した DVD または CD のネットインストールイメージ上にあるミニルート (Solaris_9/Tools/Boot) にあるファイルにパッチを追加するコマンド。これにより、Solaris インストールコマンドとほかのミニルート固有のコマンドにパッチを適用できる。net_install_image はネットワークインストールイメージの絶対パス名である。詳細は、patchadd(1M) のマニュアルページを参照


注意 – 注意 –

patchadd -C を使用する前には必ず、パッチの Readme を読むか、ご購入先におたずねください。


reset

SPARC 

システムをリセットし、マシンを再起動するための Open Boot prom コマンド。また、ブート時に入出力割り込みに関するエラーメッセージが表示された場合は、L1 または STOP キーと A キーを同時に押し、その後 ok または >PROM プロンプトで reset と入力する。

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SPARC 

モデル名、Ethernet アドレス、インストールされているメモリーなどのシステム情報を表示する Open Boot prom コマンド。ok (>PROM) プロンプトでのみ使用可能。