Solaris 9 インストールガイド

元のブート環境へのフォールバック (概要)

問題が発生する場合は、アクティブ化とリブートを行なって元のブート環境にすぐにフォールバックできます。フォールバックを実行する必要があるのは、新しいブート環境がブートできない場合、ブートできるが正常に稼動しない場合、あるいは、ブート結果に満足できない場合です。

元のブート環境をバックアップして復元するよりも、フォールバックの方がはるかに時間がかかりません。ブートに失敗した新しいブート環境は保存されるので、障害を解析できます。フォールバックを実行できるのは、luactivate を使用して新しいブート環境をアクティブにしたブート環境だけです。

以前のブート環境にフォールバックするには、次の手順に従います。

フォールバックの手順については、問題の解決: 元のブート環境へのフォールバック (コマンド行インタフェース) を参照してください。

図 30–7 に、リブートしてフォールバックしたときにブート環境が切り替わる様子を示します。

図 30–7 元のブート環境へのフォールバック

この図は、元のブート環境へのフォールバックを示しています。