Solaris 9 インストールガイド

プロファイルを使用して Solaris Live Upgrade でアップグレードする (コマンド行インタフェース)

ここでは、プロファイルを使用したオペレーティング環境のアップグレード方法を、手順を追って説明します。

プロファイルを使用してフラッシュアーカイブをインストールする場合は、プロファイルを使用したフラッシュアーカイブのインストール (コマンド行インタフェース)を参照してください。

プロファイルにロケールを追加した場合、ブート環境がディスク容量に余裕を持って作成されていることを確認してください。

  1. スーパーユーザーとしてログインします。

  2. プロファイルを作成します。

    Solaris Live Upgrade プロファイルで使用可能なアップグレードキーワードのリストについては、表 33–2を参照してください。

  3. 次のコマンドを入力します。


    # luupgrade -u -n BE_name -s os_image_path -j profile_path
    

    -u

    ブート環境のオペレーティングシステムイメージをアップグレードします。 

    -n BE_name

    アップグレードするブート環境の名前を指定します。 

    -s os_image_path

    オペレーティングシステムイメージを含むディレクトリのパス名を指定します。このディレクトリはインストールメディア (DVD-ROM や CD-ROM など) 上でも NFS または UFS ディレクトリであってもかまいません。 

    -j profile_path

    プロファイルへのパス。プロファイルは、ローカルマシンのディレクトリに存在する必要があります。プロファイル作成についての詳細は、Solaris Live Upgrade で使用されるプロファイルを作成するを参照してください。

    このようにして、ブート環境をアクティブにする準備が整います。


    例 33–5 カスタム JumpStart プロファイルを使用したブート環境のアップグレード (コマンド行インタフェース)

    この例では、アーカイブは second_disk ブート環境にインストールされます。-j オプションを使用して、プロファイルにアクセスします。このようにして、ブート環境をアクティブにする準備が整います。プロファイルを作成する場合は、Solaris Live Upgrade で使用されるプロファイルを作成するを参照してください。


    # luupgrade -u -n second_disk \
    -s /net/installmachine/export/solarisX/OS_image \
    -j /var/tmp/profile