Solaris 9 インストールガイド

client_swap プロファイルキーワード

client_swap swap_size

プロファイル内の client_swap は、各ディスクレスクライアントに割り当てるスワップ領域の大きさ (swap_size、M バイト単位) を定義します。client_swap を指定しない場合、32M バイトのスワップ領域がデフォルトで割り当てられます。

例:

client_swap 64

この例は、各ディスクレスクライアントが 64M バイトのスワップ領域を持つことを定義します。


注 –

client_swap は、system_typeserver を指定したときだけ使用できます。


swap のサイズを決定する方法

プロファイルが swap のサイズを指定していない場合、JumpStart プログラムはシステムの物理メモリーに基づいてスワップ空間のサイズを決定します。表 28–5 に、カスタム JumpStart インストール中に swap のサイズがどのように決定されるかを示します。

表 28–5 swap のサイズの決定

物理メモリー (単位: M バイト) 

スワップ領域 (単位: M バイト) 

16–64 

32 

64–128 

64 

128–512 

128 

512 を超える場合 

256 

JumpStart プログラムは swap のサイズが swap が作成されるディスクの 20% を超えないようにします。ただし、他のファイルシステムを配置した後に空き領域が残っている場合を除きます。空き領域が残っている場合、JumpStart プログラムは空き領域を swap に割り当てて、 可能であれば、表 28–5に示す量を割り当てます。


注 –

物理メモリーとスワップ領域の合計は、32M バイト以上必要です。