Solaris 9 12/02 ご使用にあたって

ローカライズに関する注意事項とバグ情報

ja_JP.eucJP ロケールに関する注意事項

Solaris 8 では、ja_JP.eucJP ロケールは ja ロケールと同等のロケールとして定義されていましたが、Solaris 9 からは「UI-OSF 日本語環境実装規約 Version 1.1」を基準に定義されています。よって、ja ロケールは従来の Solaris の ja ロケールと同じ動作が必要な場合、ja_JP.eucJP ロケールは他の UNIX ベンダーと同じ動作が必要な場合に使用するのが適しています。詳細は「日本語環境ユーザーズガイド」を参照してください。

IA: アラビア語ロケールおよびヘブライ語ロケールを使用するとクラッシュする (バグ ID: 4770382)

Solaris 9 12/02 (x86 版) オペレーティング環境を使用してアラビア語ロケールまたはヘブライ語ロケールにログインしようとすると、dtlogin がクラッシュして再起動し、ログインプロンプトが表示されます。その際、次のエラーメッセージが表示されます。


The X server cannot be started on display :0...

コマンド行でロケールを ar または he に設定した後でアプリケーションを起動しようとすると、アプリケーションでコアダンプが発生し、クラッシュする場合があります。

回避方法: この問題を回避するには、パッチ 114034-01 を適用してください。このパッチは、 http://sunsolve.sun.com から入手できます。

en_US.UTF-8 ロケールでは AltGraph-E を使用してもヨーロッパ言語の文字が生成されない (バグ ID: 4633549)

en_US.UTF-8 ロケール環境では、AltGraph キーと E キーを同時に押すことによってヨーロッパ言語の文字を入力することはできません。

回避方法 : 次のいずれかを実行してください。

SPARC: アラビア語のロケールでは Shift-U が予期しない動作をする (バグ ID: 4303879)

アラビア語のロケールで分音符号を生成するには、アラビア文字を入力してから Shift-U を入力してください。

ヨーロッパ言語の UTF-8 ロケールで、ソートが正しく機能しない (バグ ID: 4307314)

ヨーロッパ言語の UTF-8 ロケールでソートを行うと、予期しない結果が発生します。

回避方法 : フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、スウェーデン語の UTF-8 ロケールでソートを行う前に、LC_COLLATE 変数をその言語の ISO8859-1 ロケールに設定してください。


# echo $LC_COLLATE 
es_ES.UTF-8
# setenv LC_COLLATE es_ES.IS08859-1

上記のように LC_COLLATE 変数を設定後、ソートを行なってください。

デフォルトの管理コンソールの GUI が (ローカライズ版で) 英語で表示される (バグ ID: 4761017)

Admin GUI と asadmin CLI の管理サーバーのインスタンスには言語エントリがないため 、ローカライズ版を最初からインストールする場合の GUI、または新しく作成したドメインのインスタンスは英語で表示されます。

回避方法 : server.xml ファイルのロケールエントリを手動で設定します。

asadmin ヘルプから翻訳されたマニュアルページが呼び出せない (バグ ID: 4758671)

ローカライズ版の Application Server 7 をインストールしても、Application Server 7 バイナリには翻訳されたマニュアルぺージが同梱されていません。

回避方法 :