Solaris 8 では、ja_JP.eucJP ロケールは ja ロケールと同等のロケールとして定義されていましたが、Solaris 9 からは「UI-OSF 日本語環境実装規約 Version 1.1」を基準に定義されています。よって、ja ロケールは従来の Solaris の ja ロケールと同じ動作が必要な場合、ja_JP.eucJP ロケールは他の UNIX ベンダーと同じ動作が必要な場合に使用するのが適しています。詳細は「日本語環境ユーザーズガイド」を参照してください。
Solaris 9 12/02 (x86 版) オペレーティング環境を使用してアラビア語ロケールまたはヘブライ語ロケールにログインしようとすると、dtlogin がクラッシュして再起動し、ログインプロンプトが表示されます。その際、次のエラーメッセージが表示されます。
The X server cannot be started on display :0... |
コマンド行でロケールを ar または he に設定した後でアプリケーションを起動しようとすると、アプリケーションでコアダンプが発生し、クラッシュする場合があります。
回避方法: この問題を回避するには、パッチ 114034-01 を適用してください。このパッチは、 http://sunsolve.sun.com から入手できます。
en_US.UTF-8 ロケール環境では、AltGraph キーと E キーを同時に押すことによってヨーロッパ言語の文字を入力することはできません。
回避方法 : 次のいずれかを実行してください。
Compose キーを押して放し、次に C キーを押して放し、さらに = キーを押して放す (Compose+C+=)。
キーボードに Compose キーがない場合は、Control キーを押したまま Shift キーと T キーを押してください (Ctrl+Shift+T)。
Alt キーを押したまま 4 のキーを押す (Alt-4)。
アラビア語のロケールで分音符号を生成するには、アラビア文字を入力してから Shift-U を入力してください。
ヨーロッパ言語の UTF-8 ロケールでソートを行うと、予期しない結果が発生します。
回避方法 : フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、スウェーデン語の UTF-8 ロケールでソートを行う前に、LC_COLLATE 変数をその言語の ISO8859-1 ロケールに設定してください。
# echo $LC_COLLATE es_ES.UTF-8 # setenv LC_COLLATE es_ES.IS08859-1 |
上記のように LC_COLLATE 変数を設定後、ソートを行なってください。
Admin GUI と asadmin CLI の管理サーバーのインスタンスには言語エントリがないため 、ローカライズ版を最初からインストールする場合の GUI、または新しく作成したドメインのインスタンスは英語で表示されます。
回避方法 : server.xml ファイルのロケールエントリを手動で設定します。
ローカライズ版の Application Server 7 をインストールしても、Application Server 7 バイナリには翻訳されたマニュアルぺージが同梱されていません。
回避方法 :
C ロケールに変更して英語版のマニュアルページを表示します。
オンラインヘルプまたは asadmin ユーティリティマニュアルページの「Admin Guide」を使用します。