Solaris 9 12/02 ご使用にあたって

IPv6 のみに対応したクライアントからアプリケーションサーバーに接続できない (バグ ID: 4742559)


注 –

ネットワークで IPv6 を使用していない場合、この問題は関係ありません。


デフォルトでは、Sun ONE Application Server 7 のインスタンスおよび管理サーバーのインスタンスは IPv4 を使用します。IPv4 は、Sun ONE Application Server を実行可能なすべてのオペレーティング環境でサポートされます。IPv6 をサポートするオペレーティング環境では、Sun ONE Application Server の構成を変更して IPv6 に適合させる必要があります。


注 –

構成を変更する場合、システムが確実に IPv6 をサポートしていることを確認してください。IPv6 に合わせた構成を IPv4 のみをサポートするシステムに適用すると、アプリケーションサーバーのインスタンスが起動しなくなる可能性があります。


回避方法: 次の手順で構成を変更します。

  1. 管理サーバーを起動します。

  2. ブラウザで、管理サーバーの HTTP ホストまたはポートに接続して、管理コンソールを起動します。

  3. IPv6 用に構成するサーバーインスタンスを選択します (たとえば、server1)。

  4. ツリービューで、HTTP リスナーノードを展開します。

  5. IPv6 用に構成する HTTP リスナーを選択します (たとえば、http-listener1)。

  6. 「一般」セクションの「IP アドレス」フィールドの値を「ANY」に変更します。

  7. 「詳細」セクションの「ファミリ」フィールドの値を「INET6」に変更します。

    「ファミリ」フィールドを「INET6」に変更しても、IPv6 用の IP アドレスを選択するまで IPv4 の機能は無効になりません。IP アドレスとして選択した「ANY」は、任意の IPv4 または IPv6 アドレスに一致します。

  8. 「保存」をクリックします。

  9. 左の区画からサーバーインスタンスを選択します。

  10. 「変更を適用」をクリックします。

  11. 「停止」をクリックします。

  12. 「起動」をクリックします。

    サーバーが再起動して、変更が実装されます。