Solaris オペレーティング環境では、コンパイル版の Berkeley Internet Name Domain (BIND) 8.2.4 を提供します。コンパイルにあたっては、より多くのサイトのニーズを満たすように各種オプションを設定しました。このコンパイル済みの BIND が要件に合わない場合は、公開されているソースコードから独自にコンパイルすることができます。
Solaris オペレーティング環境で提供される BIND バージョンのコンパイルでは、以下の選択が行われました。
「デフォルトのドメイン名」。DNS
ドメイン名が /etc/resolv.conf 内または LOCALDOMAIN
環境変数で設定されていない場合、libresolv は、デフォルトのドメイン名を
NIS または NIS+ のドメイン名から引用します。
「ユーティリティスクリプト」。BIND のユーティリティスクリプトは、今回の Solaris リリースには含まれていません。
「テストプログラム」。BIND のテストプログラムである dig、dnsquery、host は、今回の Solaris リリースには含まれていません。これらのテストプログラムの目的は、nslookup と nstest の目的と同様であるためです。
スーパーユーザーになります。
Korn シェルスクリプト /usr/sbin/named-bootconf を実行し、BIND 4.9.x の named.boot ファイルを BIND 8.2.4 の named.conf ファイルに変換します。
Solaris 9 では named.boot ファイルは無視されます。