Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)

混在 NIS ドメインの処理

マスターサーバーとスレーブサーバーのどちらも Solaris リリース 2 を実行していない場合は、次の表を参考にして問題が発生しないように対処してください。「4.0.3+」という表記は、「SunOS のリリース 4.0.3 以降」であることを意味します。makedm -b は、Makefile-B 変数への参照です。

表 9–1 異機種システムが混在する NIS ドメインにおける NIS/DNS

スレーブサーバー 

 

マスターサーバー 

 

 

4.0.3+ 

 

Solaris 

4.0.3+ 

マスターサーバー: makedbm —b

スレーブサーバー: ypxfr

マスターサーバー: makedbm —b

スレーブサーバー: ypxfr

マスターサーバー: ypserv —d

スレーブサーバー: ypxrf —b

Solaris NIS 

マスターサーバー: makedbm —b

スレーブサーバー: ypxfr

マスターサーバー: makedbm —b

スレーブサーバー: ypxfr

マスターサーバー: ypserv —d

スレーブサーバー: resolve.confが存在する ypxfr または ypxfr -b