Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)

ホスト情報 (HINFO)

例 5–25 に、ホスト情報 (HINFO) リソースレコードの構文を示します。


例 5–25 HINFO レコードの書式


[optional name] [optional TTL] 	class	HINFO hardware	OS

HINFO には、ホスト固有のデータが含まれ、ハードウェアとこのホストで動作しているオペレーティング環境を指定します。マシン名や hardware フィールドのエントリに空白を含めるには、エントリを引用符で囲む必要があります。name フィールドでは、ホスト名を指定します。名前が指定されなければ、in.named での最後のホストがデフォルトになります。HINFO レコードは、各ホストに 1 つ必要です。例 5–26に、HINFO リソースレコードの例を示します。


例 5–26 HINFO リソースレコードの例


;[name]   [TTL] class HINFO   hardware    OS
                IN    HINFO   Sparc-10    UNIX


注意 – 注意 –

HINFO フィールドにはネットワーク上のマシンについての情報が含まれているので、多くのサイトでは、この情報はセキュリティ上危険であると考えられ、現在はほとんど使われていません。