Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)

正規名 (CNAME)

例 5–29 に、正規名 (CNAME) リソースレコードの構文を示します。


例 5–29 CNAME レコードの書式


 nickname [optional TTL] class CNAME	canonical-name

CNAME は、正規名のニックネームまたはエイリアスを示します。ニックネームは一意である必要があります。他のすべてのリソースレコードは、ニックネームではなく正規名と結びつけるようにする必要があります。ニックネームを作成して他のリソースレコードで使用することはしないでください。ニックネームは、マシン名が変更されたけれども古い名前でのアクセスを許可する移行期に特に有用です。また、ニックネームはメールサーバーなど特定の目的で使用するマシンを識別するためにも使用できます。例 5–30に、CNAME リソースレコードの例を示します。


例 5–30 CNAME リソースレコードの例


;nickname      [TTL]	class	CNAME	canonical-name
mailhost		IN	CNAME antares.doc.com.