Sun ONE Directory Server 5.1 を製品の評価またはテスト目的でインストールする場合は、エクスプレス構成を使用します。エクスプレス構成では、サーバーのポート番号やディレクトリ接尾辞を選択することはできません。このため、この構成は本稼働用には使用しないでください。エクスプレス構成を実行するには、以下を実行します。
スーパーユーザーになります。
以下を入力して、Sun ONE Directory Server 5.1 プログラムを実行します。
# /usr/sbin/directoryserver setup
インストール内容を指定するよう求められたら、Enter キーを押してデフォルトの Sun ONE サーバーを指定します。
構成タイプの入力の指定を求められたら、「Express」を選択します。
サーバーを実行するユーザとグループに、サーバーを実行させるユーザの識別情報を入力します。
構成ディレクトリ管理 ID とパスワードに、完全な権限でコンソールへの認証を行う場合のログイン時の名前およびパスワードを入力します。これは、Sun ONE Console 用の root またはスーパーユーザーの ID となります。
最小限の手順でサーバーの構成が行われ、サーバーが起動します。Administration Server が使用するホストおよびポート番号が表示されます。
新規 Sun ONE Directory Server 5.1 構成に関して、以下の点に注意してください。
Sun ONE Directory Server 5.1 は、ポート 389 で待機する
サーバーは、次の接尾辞を使用するように構成される
dc=your_machine s_DNS_domain_name
つまり、マシン名が test.example.com の場合、このサーバーの接尾辞は dc=example, dc=com と構成される
o=NetscapeRoot
接尾辞 o=NetscapeRoot 以下のディレクトリの内容を、変更してはなりません。最初の接尾辞の下にデータを作成するか、この目的で使用する接尾辞を新規に作成します。Sun ONE Directory Server 5.1 用の新規接尾辞の作成方法については、『iPlanet Directory Server 5.1 管理者ガイド』を参照してください。