rpc.nisd の処理は、2 つの構成ファイルを使用して制御します。
/etc/default/rpc.nisd
LDAP サーバーと認証、NIS+ ベースドメイン、LDAP デフォルト検索ベース、例外処理、および rpc.nisd の一般的な構成に関する情報を含みます。このファイルは、LDAP マッピングが有効であるかどうかにかかわらず適用されます。
/var/nis/NIS+LDAPmapping
NIS+ データと LDAP との間のマッピング情報を含みます。テンプレートファイル (/var/nis/NIS+LDAPmapping.template) は、client_info.org_dir と timezone.org_dir 以外のすべての標準 NIS+ オブジェクトに対応しています。 client_info および timezone テーブルとNIS+LDAPmapping(4) のマニュアルページを参照してください。
構成とは、値を定義済みの属性に割り当てることです。構成ファイル以外に、構成属性を LDAP から読み込むこともできます (構成情報を LDAP に格納する を参照)。また、rpc.nisd コマンドの -x オプションに構成属性を指定することもできます。複数の場所で同じ属性が指定されている場合、優先順位 (高から低) は次のとおりです。
rpc.nisd -x オプション
構成ファイル
LDAP