Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

kstat

kstat データ構造体群は、さまざまなカーネルのサブシステムやドライバによって維持されています。この構造体群は、カーネル内のデータをユーザープログラムに提供する機構を提供します。この機構を利用する場合、プログラムはカーネルのメモリーを読んだり、root 特権を持つ必要はありません。詳細については kstat(3KSTAT)を参照してください。

Solaris 8 リリースから 、コマンド行インタフェースから kstat 構造体群を選択して表示できる kstat(1M) が提供されています。 kstat 情報を処理する Perl モジュール kstat(3EXT) も利用できます。


注 –

Solaris 9 リリースは cachefree をサポートしないため、unix モジュール内にあるsystem_pages という名前のkstat構造体群は、 cachefree の統計を記録しません。