Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

Solaris ボリュームマネージャのパラメータ

md_mirror:md_resync_bufsz

説明

RAID 1 ボリューム (ミラー) の再同期に使用するバッファサイズを、512 バイト単位のブロック数で設定します。設定する値を大きくすると、再同期の速度が速くなります。

データ型

整数

デフォルト

デフォルトの値は 128 で、これは小規模なシステムに適切な値です。大規模なシステムでは、ミラー再同期速度を早くするため、より高い値を設定可能です。

範囲

128 から 2048

単位

ブロック (512バイト)

動的か

いいえ

検査

なし

どのような場合に変更するか

Solaris ボリュームマネージャーの RAID 1 ボリューム (ミラー) を使用していて、ミラー再同期の速度を上げたい場合。システム性能全体に対し十分なメモリーがある場合は、この値を増加させても他の性能上の問題は発生しません。

ミラー再同期の速度を上げる場合は、充分な性能となるまで、このパラメータの値を (128 ブロックずつ) 増加させてください。かなり大きなシステムや比較的新しいシステムでは、この値を 2048 とするのが適当と考えられます。 旧式のシステムでこの値を高く設定するとシステムがハングアップする場合があります。

コミットレベル

変更の可能性あり