この章では、さまざまなシステム機能のデフォルト値を設定するパラメータについて説明します。ここには、ほとんどのパラメータが含まれています。
さまざまなシステム機能の動作は、その機能が起動時に読み込む一連の値によって制御されます。各機能について 1 つのファイルに保存された値は、/etc/default ディレクトリに置かれます。ただし、すべてのシステム機能がこのディレクトリにファイルを持っているわけではありません。
詳細については、cron(1M) のマニュアルページの「Setting cron Defaults」の節を参照してください。
現在、このファイルは使用されていません。
クライアントでは、dhcpagent デーモンで提供される DHCP を使用します。ifconfig は、DHCP からネットワーク構成を受信するように構成されたインタフェースを識別する際に、このクライアントデーモンを起動してそのインタフェースを管理します。
詳細については、dhcpagent(1M) のマニュアルページの「FILES」節にある /etc/default/dhcpagent の情報を参照してください。
ファイルシステム管理コマンドには、汎用的な部分とファイルシステム固有の部分があります。ファイルシステムのタイプが -F オプションで明示的に指定されていない場合は、デフォルトが使用されます。その値はこのファイルに指定されています。詳細については、default_fs(4) のマニュアルページの「Description」節を参照してください。
詳細については、inetd(1M) のマニュアルページの「FILES」の節にある /etc/default/inetd の情報を参照してください。
/etc/rc2.d/S69inet スクリプトが、TCP によって使用されるシーケンス番号を制御するために使用します。
詳細については、init(1M) のマニュアルページの /etc/default/init の節を参照してください。
このファイルで参照される CMASK 変数の説明は、マニュアルページには記載されていません。CMASK は init が使用する umask で、すべてのプロセスが init プロセスから継承します。設定されていないと、init は、カーネルから取得したデフォルトの umask を使用します。init プロセスは、CMASK の設定に関係なく、常に、ファイルを作成する前に umask として 022 を適用しようとします。このファイルのすべての値は、シングルユーザーのブート要求に応じて init が呼び出すシェルの環境に置かれます。さらに、init プロセスは、自身が /etc/inittab ファイルから起動または再起動するすべてのコマンドにこれらの値を渡します。
詳細については、keyserv(1M) のマニュアルページの 「FILES」の節にある /etc/default/keyserv の情報を参照してください。
詳細については、kbd(1) のマニュアルページの「Extended Description」の節を参照してください。
詳細については、login(1) のマニュアルページの「FILES」の節にある /etc/default/login の情報を参照してください。
詳細については、nfslogd(1M) のマニュアルページの「Description」の節を参照してください。
詳細については、passwd(1) のマニュアルページの「FILES」の節にある /etc/default/passwd の情報を参照してください。
詳細については、pmconfig(1M) のマニュアルページの「FILES」の節にある /etc/default/power の情報を参照してください。
詳細については、rpc.nisd(1M) のマニュアルページの「FILES」の節にある /etc/default/rpc.nisd の情報を参照してください。
詳細については、su(1M) のマニュアルページの「FILES」の節にある /etc/default/su の情報を参照してください。
詳細については、syslogd(1M) のマニュアルページの「FILES」の節にある /etc/default/syslogd の情報を参照してください。
詳細については、sys-suspend(1M) のマニュアルページの「FILES」の節にある /etc/default/sys-suspend の情報を参照してください。
-f 関数の説明は、 tar(1) のマニュアルページを参照してください。
TAPE 環境変数がなく、いずれかの引数が数字で、かつ -f が指定されていない場合、archiveN 文字列と一致する数値が /etc/default/tar ファイルで検索されます。このファイルの archiveN 文字列の値は、出力デバイス、ブロック化因数、サイズとして使用されます。
次に入力例を示します。
% tar -c 2 /tmp/* |
出力は、/etc/default/tar ファイルで archive2 と指定されているデバイスに書き込まれます。
utmpd デーモンは /var/adm/utmpx (およびSolarisの以前のバージョンでは/var/adm/utmpも) を監視し、pututxline(3C) で root 以外のプロセスに挿入された utmp エントリがプロセスの終了前に消去されることを確認します。
/etc/default/utmpd の次の 2 つのエントリがサポートされています。
SCAN_PERIOD - utmpd が、監視するプロセスがまだ生きているかどうかの /proc のチェックとチェックの合間に休眠する秒数。デフォルト値は 300 です。
MAX_FDS - utmpd が監視しようとするプロセスの最大数。デフォルト値は 4096 です。通常、この値を変更する必要はありません。