Solaris ボリュームマネージャの管理

例 — 2 面ミラーを作成する (マウント解除できないファイルシステム —/usr)


# metainit -f d12 1 1 c0t3d0s6
d12: Concat/Stripe is setup
# metainit d22 1 1 c1t0d0s6
d22: Concat/Stripe is setup
# metainit d2 -m d12
d2: Mirror is setup
(/usr がミラーを参照するように /etc/vfstab ファイルを編集する)
# reboot
...
# metattach d2 d22
d2: Submirror d22 is attached

まず、-f オプションを指定して最初の連結 d12 を強制的に作成します。これには、/dev/dsk/c0t3d0s6 にマウントされているファイルシステム /usr が含まれています。次に 2 番目の連結 d22/dev/dsk/c1t0d0s6 から作成します。(このスライスのサイズは d12 以上でなければなりません。) metainit コマンドに -m オプションを付けて実行し、/usr を含む連結から 1 面ミラー d2 を作成します。次に、/usr のエントリがミラーを参照するように /etc/vfstab ファイルを編集します。たとえば、次の行を見てください。


/dev/dsk/c0t3d0s6 /dev/rdsk/c0t3d0s6 /usr ufs 1 yes -

上記の行を次のように変更します。


/dev/md/dsk/d2 /dev/md/rdsk/d2 /usr ufs 1 yes -

再起動が終わると、2 番目のサブミラー d22 がミラーに接続され、ミラーの再同期が実行されます。(連結とミラーが設定され、サブミラー d22 が接続されたことを示すメッセージが表示されます。)