Solaris ボリュームマネージャの管理

RAID 1 ボリュームを拡張するには

  1. すべてのデータの最新のバックアップを取っているか確認します。また、この操作にはルート権限が必要です。

  2. RAID 1 ボリュームの背景情報を確認します。

  3. 次のどちらかの方法でミラーを拡張します。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ディスク」から「ボリューム (Volumes) 」ノードを開き、ミラーを選択し、「アクション (Action) 」、「プロパティ (Properties) 」の順に選択し、「サブミラー (Submirror) 」タブをクリックします。画面の指示に従ってサブミラーを拡張します。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

    • metattach コマンドを使って各サブミラーにスライスを接続します。たとえば、サブミラーにコンポーネントを接続するには、次のコマンドを実行します。


      # metattach submirror component
      

      ミラー内のすべてのサブミラーを拡張する必要があります。詳細は、metattach(1M) のマニュアルページを参照してください。

例 — マウントしているファイルシステムを持つ 2 面ミラーを拡張する


# metastat
d8: Mirror
    Submirror 0: d9
      State: Okay        
    Submirror 1: d10
      State: Okay        
...
# metattach d9 c0t2d0s5
d9: component is attached
# metattach d10 c0t3d0s5
d10: component is attached

この例では、ミラー化したマウント済みのファイルシステムを拡張します。そのために、2 つのディスクドライブをミラーの 2 つのサブミラーに連結します。ミラー d8 は、2 つのサブミラー d9d10 から構成されています。

次の作業

UFS の場合は、ミラーボリュームに対して growfs(1M) コマンドを実行します。詳細は、ファイルシステムを拡張するにはを参照してください。

データベースなど、raw ボリュームを使用するアプリケーションは、独自の方法で領域を拡張できなければなりません。