Solaris のシステム管理 (上級編)

リモート印刷の処理スケジュール

次の図は、Solaris 印刷クライアントのユーザーが lpd ベースのプリンタサーバーに印刷要求を出したときに実行される処理を示します。このコマンドは、直接プリンタサーバーと接続して、自身の通信を処理します。

図 8–3 Solaris 印刷クライアントと lpd ベースのプリンタサーバー間の印刷

Solaris 印刷クライアントが lpd ベースのプリンタサーバーへ印刷要求を送ると、サーバーは要求を受け付け、スプールに入れ、スケジュールして、印刷します。

次の図は、lpd ベースの印刷クライアントが Solaris プリンタサーバーに印刷要求を出す様子を示しています。 lpd デーモンは、印刷要求のローカル部分とプリンタサーバーへの接続を処理します。プリンタサーバー上の inetd プロセスは、ネットワーク印刷要求を待って、プロトコルアダプタを起動して要求を処理します。プロトコルアダプタは lpsched デーモンと通信し、このデーモンがプリンタサーバー上で要求を処理します。

図 8–4 lpd ベースの印刷クライアントと Solaris プリンタサーバー間の印刷

この図については前の本文中で説明しています。

次の図は、Solaris 印刷クライアントのユーザーが Solaris プリンタサーバーに印刷要求を出したときに実行される処理を示します。印刷クライアント上の印刷コマンドは、プリンタサーバーと直接通信することにより、各印刷要求のローカル部分を処理します。

プリンタサーバー上の inetd プロセスは、ネットワーク上の印刷要求を監視し、プロトコルアダプタを起動して、プリンタサーバー上の lpsched デーモンと通信します。このデーモンが印刷要求を処理します。

図 8–5 Solaris 印刷クライアントと Solaris プリンタサーバー間の印刷

この図については前の本文中で説明しています。