Solaris のシステム管理 (上級編)

その日のメッセージを設定する方法

その日のメッセージファイル /etc/motd を編集して、システムの全ユーザーに対して、ログイン時に通知または問い合わせる内容を書き込みます。ただし、この機能を使用するときは、必要なメッセージだけを送るようにします。メッセージファイルは定期的に編集して、不用になったメッセージを削除することをお勧めします。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. エディタを使って /etc/motd ファイルを開き、必要なメッセージを追加します。

    テキストを編集して、ユーザーのログイン時に表示されるメッセージを記述します。スペース、タブ、リターンも入れてください。

  3. /etc/motd ファイルの内容を表示して、変更内容を確認します。


    $ cat /etc/motd
    Welcome to the UNIX Universe. Have a nice day.

例 — その日のメッセージを設定する

Solaris ソフトウェアのインストール時に、デフォルトのその日のメッセージが設定されます。メッセージの内容は次のような SunOS バージョン情報です。


$ cat /etc/motd
Sun Microsystems Inc.   SunOS 5.9       Generic  May 2002

次の例は、編集後の /etc/motd ファイルの内容を示します。このファイルは、ログインする各ユーザーに対してシステムの利用度に関する情報を提供します。


$ cat /etc/motd
The system will be down from 7:00 a.m to 2:00 p.m. on
Saturday, July 7, for upgrades and maintenance.
Do not try to access the system during those hours.
Thank you.