Solaris のシステム管理 (上級編)

割り当て制限を超過したかどうかを確認する方法

quota コマンドを使用して、割り当て制限が適用されているファイルシステム上の個々のユーザーの割り当て制限とディスク使用量を表示できます。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. 次のように入力して、割り当て制限が有効にされているマウント済みファイルシステムのユーザー割り当て制限を表示します。


    # quota [-v] username
    

    -v

    割り当て制限が設定されているマウント済みファイルシステムすべてについてユーザー割り当て制限を表示する 

    username

    ユーザーアカウントのユーザー名またはユーザー ID (UID) 

例 — 割り当て制限を超過したかどうかを確認する

次の例は、UID 301 によって識別されるユーザーアカウントに 1K バイトの割り当て制限が設定されているが、ディスク容量をまったく使用していないことを示しています。


# quota -v 301
Disk quotas for bob (uid 301):
Filesystem  usage  quota limit timeleft files quota  limit timeleft
/export/home   0      1     2             0      2      3

Filesystem

ファイルシステムのマウントポイント 

usage

現在のブロック使用数 

quota

弱いブロック制限値 

limit

強いブロック制限値 

timeleft

ディスク割り当て制限タイマーの残り時間 (日単位) 

files

現在の i ノード使用数 

quota

弱い i ノード制限値 

limit

強い i ノード制限値 

timeleft

ディスク割り当て制限タイマーの残り時間 (日単位)