ファイルの復元やリモート印刷など、ユーザーに特別なサービスを提供する場合は、 chargefee ユーティリティを実行して、ユーザーに課金したいこともあります。chargefee ユーティリティは、 /var/adm/fee ファイルに料金を記録します。次に、runacct ユーティリティが実行されるたびに、新しいエントリが拾い出されて、全体のアカウンティングレコードにマージされます。
詳細は、acctsh(1M) のマニュアルページを参照してください。
# /usr/lib/acct/chargefee username amount |
username |
課金したいユーザーアカウント |
amount |
ユーザーに対する課金の単位数。これは、ファイルの印刷や復元のような作業に基づいて、ユーザーに課金するために設定する任意の単位。 chargefee を実行し、特定の作業に対してユーザーに課金するスクリプトを書く必要があるでしょう。 |
次の例は、ユーザーがアカウント print_customer にログインするたびに 10 単位を課金します。
# /usr/lib/acct/chargefee print_customer 10 |