Solaris のシステム管理 (上級編)

runacct スクリプトを再起動する

runacct スクリプトは、さまざまな理由で失敗することがあります。最も一般的な理由には、システムクラッシュ、/var ディレクトリの容量不足での実行、wtmpx ファイルが壊れたなどがあります。activeMMDD ファイルが存在する場合は、まずエラーメッセージをチェックします。active ファイルおよび lock ファイルが存在する場合は、異常なメッセージがないかどうか fd2log ファイルを調べます。

runacct スクリプトは、引数を指定しないで実行すると、その実行がその日の最初の実行であるとみなします。runacct スクリプトを再起動し、runacct スクリプトがアカウントを返す月と日を指定する場合は、引数 MMDD が必要になります。処理のエントリポイントは statefile ファイルの内容に基づきます。statefile ファイルを無効にするには、処理を開始したい状態をコマンド行に指定します。利用可能な状態の説明については、runacct(1M) のマニュアルページを参照してください。


注意 – 注意 –

runacct プログラムを手動で実行するときは、ユーザー adm として実行していることを確認してください。