Solaris のシステム管理 (上級編)

LP スケジューラの変更(lpsched)

これまでの Solaris リリースでは、システムにローカルプリンタが設定されているかどうかに関わらず、システムがブートすると、自動的に lpsched プロセスが起動しました。

今回の Solaris リリースでは、ローカルプリンタがシステムに追加されると、lpadmin コマンドが自動的に lpsched プロセスを起動し、ローカルプリンタが削除されると、プロセスを停止します。

この変更によって、印刷クライアントの側から、印刷サブシステムの使用方法や管理方法が変わることはありません。lpsched プロセスは、ローカルプリンタが設定されていないシステムでは実行しません。このことが、印刷や新しいプリンタの設定に影響することはありません。