Solaris のシステム管理 (上級編)

crontab ファイルエントリの構文

crontab ファイルは、1 行に 1 つのコマンドが入った構成になっています。これらのコマンド行の最初の 5 つのフィールドには、コマンドが実行される時刻を指定し、それぞれスペースで区切ります。これら 5 つのフィールドを、次の表で説明します。

表 18–3 crontab 時刻フィールドの値

時刻フィールド 

値 

分 

0-59 

時 

0-23 

日 

1-31 

月 

1-12 

曜日 

0 - 6 (0 は日曜日) 

次に、crontab 時刻フィールドで特殊文字を使用する際のガイドラインを示します。

たとえば、次の crontab コマンドエントリの例は、毎月 1 日と 15 日の午後 4 時に、ユーザーのコンソールウィンドウに注意を促すメッセージを表示します。


0 16 1,15 * * echo Timesheets Due> /dev/console

crontab ファイル内の各コマンドは、長くても 1 行内に入れなければなりません。これは、crontab が余分なキャリッジリターンを認識しないからです。crontab のエントリとコマンドオプションの詳細は、crontab(1) のマニュアルページを参照してください。