Solaris のシステム管理 (上級編)

クリーンアップ (後処理) フェーズのメッセージ

ファイルシステムのチェックが終わると、クリーンアップ処理がいくつか実行されます。クリーンアップフェーズでは、次の状態メッセージが表示されます。


number-of files, number-of-files used, number-of-files free (number-of frags, 
number-of blocks, percent fragmentation)

上記のメッセージは、検査されたファイルシステムに、フラグメントサイズの number-of 個のブロックを使用中の number-of 個のファイルが入っていることと、ファイルシステム内でフラグメントサイズのブロックが number-of 個空いていることを示します。括弧内の数は、空いている数を number-of 個の空きフラグメント、number-of 個の完全サイズの空きブロック、および percent のフラグメントに分割したものです。

***** FILE SYSTEM WAS MODIFIED *****

上記のメッセージは、ファイルシステムが fsck によって変更されたことを示します。このファイルシステムがマウントされているか、現在のルート (/) ファイルシステムの場合はリブートします。ファイルシステムがマウントされている場合は、マウント解除して再び fsck を実行する必要があります。そうしないと、fsck によって実行された処理がテーブルのインコアコピー (カーネル内のコピー) によって取り消されます。

filename FILE SYSTEM STATE SET TO OKAY

上記のメッセージは、ファイルシステム filename に安定を示す印が付けられたことを示します。-m オプションを指定して fsck を実行すると、この情報を使用して、ファイルシステムの検査が必要かどうかが判断されます。

filename FILE SYSTEM STATE NOT SET TO OKAY

上記のメッセージは、ファイルシステム filename に安定を示す印が付けられなかったことを示します。-m オプションを指定して fsck を実行すると、この情報を使用して、ファイルシステムの検査が必要かどうかが判断されます。