Solaris のシステム管理 (基本編)

USB 大容量ストレージデバイスの使用

Solaris 9 から、USB の CD-RW、ディスク、DVD、デジタルカメラ、Zip、Jaz、Clik!、SmartMedia、CompactFlash、および ORB などのリムーバブル大容量ストレージデバイスがサポートされるようになりました。

Solaris 環境でサポートされるデバイスについては、http://www.sun.com/io_technologies/usb.html を参照してください。

これらのデバイスは、ボリューム管理を実行している場合でも実行していない場合でも管理することができます。ボリューム管理を実行している場合のデバイス管理 については、vold(1M) を参照してください。

非準拠 USB 大容量ストレージデバイスの使用

Solaris 9 で動作するシステムに USB 大容量ストレージデバイスを接続したが、システムでそのデバイスを使用できない場合、/kernel/drv/scsa2usb.conf ファイルでこのデバイスに一致するコメントエントリがあるかどうか確認できます。推奨されている USB 大容量ストレージデバイスの一覧については、http://www.sun.com/io を参照してください。

デバイスの識別が間違っていたり、USB 大容量ストレージクラスと互換性がないとされているドライバでも、USB 大容量ストレージドライバをサポートする場合があります。scsa2usb.conf ファイルには、大容量デバイスに対応するかどうかを示す、ベンダー ID、製品 ID、およびバージョンを一覧表示した属性オーバーライドリストが含まれています。またデフォルトのデバイス属性をオーバーライドするフィールドも含まれています。このリストのエントリにはデフォルトでコメントが表示されています。特定のデバイスのサポートを有効にするために、コメントをコピーしたり削除したりすることもできます。

scsa2usb.conf ファイルの指示に従って、オーバーライド情報を使用して、特定のデバイスをサポートできるかどうか確認してください。

詳細については、scsa2usb(7D) を参照してください。