サポートしているリリースが、OS サービスに指定されたシステム上で実行されていることを確認します。さらに、OS サーバーリリースとディスクレスクライアントリリースの組み合わせがサポートされていることも確認します。
smosservice add コマンドを使用して OS サービスを追加する場合は、サポートしたい各ディスクレスクライアントのプラットフォームの「プラットフォーム」、「メディアパス」、および「クラスタ」(またはソフトウェアグループ)を指定する必要があります。
サポートされる Solaris リリースの組み合わせが、対象の OS サーバーおよびディスクレスクライアントで実行されているかどうか確認します。
詳細は、OS サーバーおよびディスクレスクライアントのサポート情報を参照してください。
次の形式で使用されるディスクレスクライアントのプラットフォームを識別します。
instruction_set.machine_class .Solaris_version
たとえば、次のようになります。
sparc.sun4u.Solaris_9
以下に、利用できるプラットフォームのオプションを示します。
instruction_set |
machine_class |
Solaris_version |
---|---|---|
sparc |
sun4d*、sun4c*、sun4m、および sun4u |
Solaris_9、Solaris_8、Solaris_2.7、および Solaris_2.6 |
i386 |
i86pc |
Solaris_9、Solaris_8、Solaris_2.7、および Solaris_2.6 |
* sun4c アーキテクチャは、Solaris 8 および Solaris 9 リリースではサポートされていません。sun4d アーキテクチャは、Solaris 9 リリースではサポートされていません。
メディアパスを特定します。これは、ディスクレスクライアントにインストールしたいオぺレーティングシステムを含むディスクイメージのフルパスです。
Solaris 9 オペレーティング環境は、複数の CD で配布されます。ただし、smosservice コマンドでは、複数の CD から OS を読み込むことはできません。ユーザーは、次の操作を行うために Solaris 9 Software CD (および付属する Languages CD) にあるスクリプトを実行する必要があります。
サーバー上にインストールイメージを作成する。インストールサーバーのセットアップについての情報は、『Solaris 9 インストールガイド』を参照してください。
次のいずれかのスクリプトを使用して、必要な OS サービスを CD イメージから読み込みます。
Solaris 9 Software 1 of 2 CD 用 – /cdrom/cdrom0/s0/Solaris_9/Tools/setup_install_server
Solaris 9 Software 2 of 2 CD 用 – /cdrom/cdrom0/s0/Solaris_9/Tools/add_to_install_server
Solaris 9 Languages CD 用 – /cdrom/cdrom0/s0/Solaris_9/Tools/add_to_install_server
たとえば、ローカルに接続された CD-ROM デバイス上の Solaris 9 Software 1 of 2 CD (SPARC Platform Edition) から setup_install_server スクリプトを使用する場合は、構文が次のようになります。
# mkdir /export/install/sparc_9 # cd /cd_mount_point/Solaris_9/Tools # ./setup_install_server /export/install/sparc_9 |
ディスクに Solaris CD イメージをインストールした後、ディスクイメージのパスを指定してください。たとえば、次のようになります。
/net/export/install/sparc_9 |
OS サービスを追加するときに SUNWCXall クラスタを特定します。
同じシステム (SPARC または IA) 上で同じオペレーティング環境を実行するディスクレスクライアントには、「同じクラスタ」を使用しなければなりません。
たとえば、次のディスクレスクライアントについて考えてみましょう。
sparc.sun4m.Solaris_9
sparc.sun4u.Solaris_9
sun4u および sun4m システムでは SUNWCXall クラスタを要求するため、これらのディスクレスクライアントをセットアップするには、各ディスクレスクライアントに SUNWCXall クラスタを指定する必要があります。また同じシステムで同じオペレーティング環境 (ここでは Solaris_9) を実行するディスクレスクライアントでは同じクラスタを使用する必要があります。
sun4u システム、または 8 ビットの高速カラーメモリフレームバッファ (cgsix) が搭載されたシステムを使用している場合には、クラスタに必ず SUNWCXall を指定してください。