Solaris のシステム管理 (基本編)

SPARC: ディスクスライス

SPARC システム上では、Solaris は 8 つのディスクスライスを定義して、それぞれにある程度決まった役割を割り当てます。これらのスライスには、0 から 7 までの番号が付いています。次の表に、SPARC システム上の 8 つの Solaris スライスの内容を示します。

表 31-2 SPARC: ディスクスライス

スライス 

ファイルシステム 

通常クライアントかサーバーのどちらにあるか  

種類 

0 

ルート (/)

両方 

オペレーティングシステムを構成するファイルとディレクトリを含む。 

1 

スワップ 

両方 

仮想メモリー、つまり「スワップ空間」を提供する。スワップ空間は、実行中のプログラムが大きすぎてコンピュータのメモリーに入りきらないときに使用される。その場合、Solaris 環境では、プログラムがメモリーからディスクに「スワップ」され、必要に応じて戻される。 

2 

- 

両方 

慣例的に、このスライスは Solaris fdisk パーティション全体を表す。このスライスは、Sun の format ユーティリティと Solaris インストールプログラムによって自動的に定義される。このスライスのサイズは変更しないこと。

3 

/export

サーバーのみ 

オペレーティングシステムの代替バージョンを含む。これらの代替バージョンは、サーバーとはアーキテクチャが異なるクライアントシステムに必要である。アーキテクチャのタイプがサーバーと同じクライアントは、/usr ファイルシステム (通常はスライス 6) にある実行可能プログラムを利用する。

4 

 

 

サイトの必要に応じて定義可能なスライス (任意)。 

5 

 

 

サイトの必要に応じて定義可能なスライス (任意)。 

システムに追加されるアプリケーションソフトウェアを格納する。インストール時に、/opt ファイルシステムにスライスが割り当てられていなければ、スライス 0 に /opt ディレクトリが作成される。

6 

/usr

両方 

オペレーティングシステムのコマンド (「実行可能」コマンドとも呼ぶ) を含む。また、このスライスには、マニュアル、システムプログラム (init や syslogd など)、ライブラリルーチンも含まれる。

7 

/home または

/export/home

両方 

ユーザーによって作成されるファイルを含む。