スーパーブロックには、次のようなファイルシステムに関する大部分の情報が格納されます。
ファイルシステムのサイズと状態
ラベル。ファイルシステム名とボリューム名を含む
ファイルシステムの論理ブロックのサイズ
最終更新日時
シリンダグループのサイズ
シリンダグループ内のデータブロック数
集計データブロック
ファイルシステムの状態
最後のマウントポイントのパス名
スーパーブロックは、ディスクスライスの先頭にあり、各シリンダグループ内で複製されます。スーパーブロックには重要なデータが入っているので、ファイルシステムの作成時には複数のスーパーブロックが作成されます。各スーパーブロックの複製は、シリンダグループの先頭からさまざまな大きさだけオフセットされます。複数プラッタを持つディスクドライブの場合、オフセットはスーパーブロックがドライブの各プラッタに表示されるように計算されます。つまり、最初のプラッタが失われても、いつでも代替スーパーブロックを取り出せます。最初のシリンダグループ内の先行ブロックを除き、オフセットによって作成される先行ブロックがデータの格納に使用されます。
集計情報ブロックは、スーパーブロック内に保管されます。複製されませんが、通常はシリンダグループ 0 内で最初のスーパーブロックといっしょにグループ化されます。集計ブロックには、ファイルシステムの使用時に発生した変化が記録されます。さらに、ファイルシステム内の i ノード数、ディレクトリ数、フラグメント数、および記憶ブロック数が表示されます。