ユーザーまたは管理者は、アクセス制御を利用して、システムリソースへのアクセス権を許可するユーザーを制限できます。Solaris オペレーティング環境のアクセス制御機能は、次の要素で構成されます。
UNIX ® アクセス権 – ファイルまたはディレクトリの属性で、ファイルの読み取り、書き込み、または実行、あるいはディレクトリの検索を許可するユーザーまたはグループを制御する。第 16 章「ファイルのセキュリティの適用 (手順)」を参照
役割によるアクセス制御 (RBAC) – 特殊な制限付きユーザーアカウントを作成するためのアーキテクチャ。特定のセキュリティ関連タスクの実行を許可する。第 18 章「役割によるアクセス制御 (概要)」を参照
デバイス割り当て – フロッピーディスクや CD-ROM ドライブなどのデバイスを使用できるユーザーを制限する機能。デバイス割り当てにより、権限を持つ特定のユーザーだけがデバイスを使用できる。デバイス割り当ての管理を参照
セキュリティの強化 – スクリプトを使用することにより、多数のシステムファイルとパラメータを調整し、セキュリティの危険性を減少させる。第 21 章「自動セキュリティ拡張ツールの使用 (手順)」を参照