Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

ファイルに ACL が設定されているかどうかを検査する方法

ls コマンドを使用して、ファイルに ACL が設定されているかどうかを検査します。


# ls -l filename

filename には、ファイルまたはディレクトリを指定します。

出力のモードフィールドの右側にプラス記号 (+) が表示されているときは、そのファイルに ACL が設定されています。


注 –

ユーザーやグループの ACL エントリをファイルに追加しない場合、ファイルの ACL は「弱い」とみなされ、「+」は表示されません。


例 — ファイルに ACL が設定されているかどうかを検査する

次の例の ch1.doc ファイルでは、モードフィールドの右側にプラス記号 (+) が表示されているため、ACL が設定されています。


$ ls -l ch1.doc
-rwxr-----+  1 nathan   sysadmin      167 Nov 11 11:13 ch1.doc