Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

ユーザーツールコレクションを初めて使用する

初期ユーザーをインストールして役割を割り当てるには、最初に通常のユーザーとしてログインします。Solaris 管理コンソールにユーザー自身を認証させるときは、root ユーザーを指定します。

ユーザーツールコレクションを実行する方法
  1. 通常のユーザーとしてログインし、Solaris 管理コンソールを起動します。


    % whoami 
    johnDoe
    % /usr/sadm/bin/smc&
    
  2. 「ユーザーツールコレクション (User Tool Collection)」に移動して、アイコンをクリックします。

    1. ナビゲーション区画の 「管理ツール (Management Tool)」で、「このコンピュータ (This Computer)」というラベルのアイコンを見つけます。

    2. その左にある切り替えアイコンをクリックします。

      切り替えアイコンは、レバーに似ています。レバーが水平の場合、フォルダの内容は表示されていません。レバーが垂直の場合、内容が表示されています。切り替えアイコンをクリックすると、フォルダの表示と非表示が切り替わります。

    3. 「System Configuration」フォルダの横にある切り替えアイコンをクリックして、その内容を表示します。

    4. 「ユーザー (User)」アイコンをクリックして、「ユーザーツールコレクション (User Tool Collection)」を開きます。

      ユーザーログインダイアログボックスが表示されます。

  3. 「ログイン: ユーザー名 (Login:User Name)」ダイアログボックスに、rootroot パスワードを入力します。「了解 (OK)」をクリックします。

    通常は、ここでユーザー名を入力して役割を引き受けます。しかし、最初は役割が存在しないため、root ユーザーを入力する必要があります。「ユーザーツールコレクション (User Tool Collection)」が開きます (次の図を参照)。

    図 19–1 「ユーザーツールコレクション (User Tool Collection)」

    「Management Tools」ウィンドウには、左に「Navigation」区画、右に「Tools」区画、下に「Information」区画と「Context Help」が表示されています。