Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

監査の機能

監査とは、指定したイベントが発生したときに監査レコードを生成することです。ほとんどの場合、次のイベントで監査レコードが生成されます。

次の 3 つが監査レコードの生成元になります。

関連するイベント情報が選択されると、その情報は監査レコードの書式に変換されます。監査レコードは、監査キューと呼ばれるカーネルバッファーに格納されます。カーネルの監査キューに一時的に保管された監査レコードは、監査ファイルに書き込まれます。監査ファイルの場所は、audit_control ファイルのエントリによって決定されます。監査ファイルの配置先として、同一マシン上の複数のパーティション、異なる複数のマシン上のパーティション、またはネットワークで接続されている複数のマシン上のパーティションを選択できます。接続された監査ファイルの集合は、監査トレールと呼ばれます。

監査レコードは、発生順に監査ファイルに蓄積されます。各監査レコードには、イベントを識別する情報、イベントの発生元、イベントの時刻、およびその他の関連情報が格納されます。