Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

exec_env トークン

exec_envトークンは、exec() システムコールの現在の環境変数を記録します。次の 2 つの固定フィールドがあります。

このトークンの残りの部分は、0 個以上の NULL で終わる文字列からなっています。praudit コマンドでは、exec_env トークンは次のように表示されます。


exec_env,25,
GROUP=staff,HOME=/export/home/matrix,HOST=mestrix,HOSTTYPE=sun4,HZ=100,
LC_COLLATE=en_US.ISO8859-1,LC_CTYPE=en_US.ISO8859-1,LC_MESSAGES=C,
LC_MONETARY=en_US.ISO8859-1,LC_NUMERIC=en_US.ISO8859-1,
LC_TIME=en_US.ISO8859-1,LOGNAME=matrix,MACHTYPE=sparc,
MAIL=/var/mail/matrix,OSTYPE=solaris,PATH=/usr/sbin:/usr/bin,PS1=#,
PWD=/var/audit,REMOTEHOST=209.198.087.208,SHELL=/usr/bin/csh,SHLVL=1,
TERM=dtterm,TZ=US/Pacific,USER=matrix,VENDOR=sun

次の図に exec_env トークンの形式を示します。

図 26–9 exec_env トークンの形式

この図については、前の本文中で説明しています。


注 –

exec_env トークンは、監査ポリシー arge が有効なときにだけ出力されます。