Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

groups トークン (現在は使用しない)

このトークンは、newgroups トークンに置き換えられています。newgroups トークンは同じ種類の情報を少ない領域で提供します。ここでは完全を期すために groups トークンについて説明しますが、アプリケーション設計者は newgroups トークンを使用してください。ASCII 出力が表示されるときには、どちらのトークン ID にも groups というラベルが付いているため、praudit はこの 2 つのトークンを区別しないことに注意します。

groups トークンは、プロセスの資格からグループのエントリを記録します。次のトークンには 2 つの固定長フィールドがあります。

このトークンの残りの部分は 0 個以上のグループエントリからなっています。praudit コマンドでは、group トークンは次のように表示されます。


group,staff,admin,-1,-1,-1,-1,-1,-1,-1,-1,-1,-1,-1,-1,-1,-1

次の図に groups トークンの形式を示します。

図 26–12 groups トークンの形式

この図については、前の本文中で説明しています。


注 –

groups トークンは、監査ポリシー group が有効なときにだけ出力されます。